- まっくろくろすけ
遊具の思い出【空中シーソー】
前回の回旋塔の時と同じく遊具について調べていたら、この遊具も学校から姿を消してるみたいです。

空中シーソー
子どもの頃は単にシーソーと呼んでましたが、座って乗るシーソーと区別するためか「空中シーソー」とか「手乗りシーソー」とか呼ぶらしいです。
遊び方は2人で手すりを持ち、AがジャンプしたときはBはしゃがむ、Aが降りてしゃがむときはBがジャンプを繰り返します。
これが本当に面白い!
ジャンプする側は2mくらい手すりが上がるので、中々の高さです。
よく子どもと手を繋いで子どもがジャンプした瞬間に手を押し上げる遊びをやりますが、あれを子ども同士でやれるようなもんです。
また、コミュニケーションツールとしても優秀で、1人ではできないため必ず誰かを誘うことになります。
まぁ誘わなくても遊具の近くに行けば誰かいるんですけどね。
わりと代わる代わる誰とでも遊ぶことになります。
いつも一緒に遊ぶあいつとだったり・・・
さっきケンカしたあいつとだったり・・・
気になるあの子とだったり・・・
よく知らない見知らぬ低学年の子だったり・・・
低学年の頃は高学年のお兄さん、お姉さんに優しく遊んでもらってたのが、自分が高学年になると低学年の子がケガをしないように遊んであげる立場になったりと優しさを伝承していく貴重な遊具でもありました。
普段、誰にでも冷たい素振りのあいつが低学年の子を相手に優しい一面を見せるなど、誰とやるかの組み合わせも楽しい遊具です。
ちなみにくろすけが低学年の頃、休み時間に空中シーソーで遊んでいる当時高学年の姉に相手してもらおうと反対側に行ったら本気で嫌な顔をされた思い出があります。
あの冷たい表情は今でも忘れません。
また、兄弟以外の男女でこの遊具で遊んでると周りから
『ヒューヒュー』
とヤジが飛んできます。
時代を感じさせます。
そして、回旋塔と同じく決められたルールで遊べない輩の登場です。
片方の手すりにお腹や足で乗ったり座ったりして反対からひたすら持ち上げたり、遊んでる最中に相手が頂上まで上がった瞬間に手を離したりとか、お互い手を離してぐわんぐわんなってるシーソーの下を通り抜けたりとか。。。
くろすけのようにスーパー運動神経のいい子どもは手を離されても軽々と着地し、ぐわんぐわんなってるシーソーの下を華麗に通り抜けるわけですが、そうでない子たちが次々と足をひねったり、頭に鉄の手すりが直撃したり犠牲になっていくわけです。
こうして「危ない」という理由で空中シーソーは学校から姿を消していきました。。。
回旋塔やこの空中シーソーがもしもまだどこかにあるのなら、レッスンで自分の生徒に遊ばせてみたいけどなぁ。。。
もちろん安全な遊び方で!